
先日の健康経営の相談での一幕。
喫煙者を減らしたい会社さんの相談で、具体的にどうすれば良いかとアイデア出しをしていました。
その中で、社員の方から禁煙のためのモチベーションを上げるために、禁煙ポスターの掲出など
より行動につながるような報奨金制度を設けたい、との意見が出てきました。
これは果たして効果的でしょうか。
答えが分かれるかもしれませんが、私の方からはお勧めしませんでした。
理由は金銭的な報酬による外発的な動機づけは冷めやすく継続性が薄いからです。
ダイエットもそうですが、長く続けることに価値があるなら
自発的・内発的な動機で進める方が効果的です。
ただ、その動機付けが難しいんですよね。
極論ですが、人の心や考え方を急に変えさせるのは洗脳に近い方法になってしまいます。
であれば、会社として提供できるのは「環境を整えること」。
これは自分に必要だ、と「気づき」を与える、誘発する場を提供することだと思うんです。
会社としてできる限界というか、線引きの部分だとも思いますが、
それが現実だと思います。
ただ、それを悲観するのではなく、現実を現実として受け止めて
できることを工夫していく余地はあるはずです。
できるだけ楽しい方法、会社が元気になるような取り組みを考えたいですね。
(アイデア出しは続く・・・><)